#26 IESE Assessment Dayについて

今までの記事#17,#18あたりで言っていた選考イベントというのはIESEのAssessment Dayの事である。

IESEは言わずと知れたヨーロッパトップ校の一つであるが、その選考において何とか私はAssessment Day(以下、AD)まで残ることが出来た。これは受験者を集めて、グループワークをさせてその様子で評価をしようという選考イベントである。

GMATは640でかなり際どい線にいた私は1か月前、面接を何とかうまい感じで乗り切り、まさにこの最終選考とも言えるこのイベントに呼ばれ、ここのパフォーマンス次第ではトップ校からオファーがくるという理想的な状況にいた。
だが、逆にスコア面でのアドバンテージがない状況だったので、一つのミスも許されないという状況だったことも間違いない。

そして、私はこのAssessment Dayで何もできず、儚く散った。

前にも書いたと思うが、ここでのパフォーマンスは我が人生におけるワースト3には入るであろう大失態であった

◎概要

概要は上記の通り、テストスコアや面接では測れないグループワークでの立ち振る舞いや貢献、入学後に本当にやっていけるのか、と言った部分の選考である。
私の時はバルセロナとシンガポールが選択でき、私はアクセスのしやすさからシンガポールを選んだ。
インド、韓国、台湾、中国、オーストラリア、フィリピンあたりの受験者が同じく集まっていた。

軽い自己紹介の後に、7,8名のグループでのワークとなり、その後プレゼンが行われた。
(詳しい内容は書いていいのかわからないため、ここでは割愛させてください)

◎反省点

このADははっきり言って純ドメにとっては相当厳しい内容である。(私の英語力の問題もあるが)
まず、そもそも同じグループのディスカッションについていけない。アジア人とは言え英語が早すぎて本当に聞き取れない。
そうしていると、自分の役割が全く出来ずに、チーム内でのプレゼンスを失っていく。発表に関しても同じで、自分からガツガツいかないと、プレゼンの担当すら割り当ててもらえない。

次に他班の発表も同じく、全く聞き取れずに、そうしていると当然質問もできない。他のApplicantはガシガシ質問しているのに私は一言も発することが出来なかった。

今まで純ドメで、仕事においても外国人とディスカッション経験のない人がこの選考を勝ち抜くことなどできるのだろうかと、一人異国の地で泣きそうになったのを覚えている。

◎他の日本人は

他の日本人Applicantはというと、驚くことに議論についていっていた。あの場で全く議論に付いていけていなかったのは私ただ一人であった。
一部の人としか話してはいないが、やはり海外経験が豊富とか、仕事で外国人とやりあっているとか、そういった人が多かったのも事実。

◎ADが一番つらかった

MBA受験においては、過酷な事のオンパレードだ。TOEFLやIELTSから始まり、GMAT、Essay作成などあるが、私は紛れもなくIESEのAssessment Dayが一番辛いタスクだった。

ただ、B-schoolに行くと当然ながらこれを毎日やっていくわけで、はっきり言ってADのあと今もだが、自信喪失状態に陥っている
果たして、B-schoolでやっていけるのか・・・

とにもかくにもリスニング力がかなり弱いということが分かったので、入学まであと5か月ほど英語の学習をまた一から再開したいと思う。

ではでは。

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