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#88 少し早いTerm 5 の振り返り

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Term 5は着地までのウイニングランだなと、余裕をぶっこいていたら、思わぬところで足元をすくわれる形となった。。。 ◎ESADEのTerm 5 ESADEは何度が紹介しているように、12か月、15か月、18か月のプログラムから各々が卒業するタイミングを選ぶことができる。 最初の12か月(厳密には9月から翌年の6月=Term 1~3)は全員共通の必修授業、12か月で卒業したい人は7月と9月にIntensiveを受ける。 同じように人によってはIntensiveを入れつつ、15か月で卒業したい人は卒業要件の単位数をTerm 4までに取り終える。18か月目標の人はTerm 5までに取り終える。 また、2年目のTerm 4,5はExchangeに行く人も多く、Term 5ともなると、すでに15か月で完了した人やExchangeに行ってしまった人で、ESADEの同級生とは実はあまり顔を合わせる機会が少なくなる。 ◎ESADEのTerm 5の雰囲気 完全に「 アメリカナイズ 」されている。これは全然予想していなかったので、面喰った。 どういうことか? ESADEのExchange先に、UCバークレーやChicago、Kellogg、UNC等々があるように、向こうの学校のExchangeにもESADEがあり、なぜか Term 5はUSからの交換留学生が非常に多い 。 もう教室の70%がExchangeの学生といったようなクラスもある。笑 つまり、ある意味USのMBAへ模擬留学できる環境である。 実際こういう環境だからこそ、再度、ヨーロッパでよかったな、ESADEでよかったなと実感することは言うまでもない。 USのMBAだったら、私のような弱者は完全に死んでいたに違いない。。。 USからのExchange学生が多い、Term 5  ◎そしてまた心が折られる・・・(2年連続7回目) 悲しいかな、再びこの壁が私の前に立ちはだかる。そう「 英語 」である。 Term 4の最後 にちょっと英語が上達してきた!と感じたのが、ただの前振りであったかのように、もうバキバキに心が(というより英語に対する自信が)折られていった。 もう、ネイティブってこうも違いますかと・・・。

#87 旅行記⑫ (マドリッド編、ちょこっとスペイン史)

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(追記)2020年3月5日一部写真を追加。 MBAの同期から、マドリッドダービー( レアルマドリッドVSアトレチコマドリッド のサッカーの試合)があるから、見に行かないかとお誘いをいただき、今しかない機会だしその場で即決して急遽マドリッド行きが決まった。笑 バルセロナとマドリッド、日本でいうと東京と大阪みたいなものか。大阪に住んでるけどちょっと遊びに東京へといった感じ(飛行機で1時間、電車で2時間半というのも全く同じ)。野球で例えるなら、大阪にいる外国人で普段は阪神ファンだけど、日本にいるんだからジャイアンツの試合も見たいよねーみたいな? もともとマドリッドとその近郊都市には行きたくて、計画を温めていたので、急ではあったが今回その計画を一部改良して、旅立つことにした。なお、2泊3日。 マドリッドダービー! ◎マドリッド美術館巡り マドリッドでは行きたい美術館が3つあった。 ・プラド美術館  (後述) ・ソフィア王妃芸術センター  (ピカソの「ゲルニカ」が有名。ただし写真撮影不可。) ダリ「窓際の少女」 ・ティッセン・ボルネミッサ美術館  (ドガの「緑の服の踊り子」やマネの「乗馬服の貴婦人」が有名) さて特にプラド美術館に関しては、ちょこっとスペイン史とともに、少し説明しておきたい。以下の書籍を読んでみたが、今まで自分の中で断片的にしかなかったハプスブルク家の知識と世界史の知識がカチッと組み合わさる感じがしてとても面白かった。 特にスペイン・ハプスブルク家に関してはほとんど知らなかったので、非常に役に立った。以下、この本で印象に残ったところと、プラド美術館の話を書いていこうと思う。 残念なことにプラドは写真撮影禁止なので、作品に関してはリンクを付けたので、そちらを参照してもらいたい。 参考書→ 名画で読み解くハプスブルク家12の物語 ◎プラド美術館とスペイン史 その1(ファナ・ラ・ロカ) さてさて、前回の ⑪アンダルシア編 で、レコンキスタの終結として、カスティーリャの女王イザベルとアラゴンの王子フェルナンドが結婚し、強力な同盟が生まれイスラム勢力をイベリア半島から一掃したと記載した。 そのイザベルとフェルナンドの子供が、フアン(男)と ファナ (女)。そして、ここに目を付けたハプ

#86 旅行記⑪ (アンダルシア編、ちょこっとスペイン史)

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最近、 世界史とギリシア神話 にハマっていて関連書籍を読み漁っている。その中で、せっかく住んでいるのだからとスペイン史を見ていったら、めちゃくちゃ面白くてどっぷりハマってしまった。 スペインの歴史において重要なのはやはり イスラムとの関係 。ということで、今回はイスラム文化が色濃く残るスペイン南部アンダルシア地方へ旅立った。 意外とスペインの国内旅行は行っていなかったものの、もっと早く行っていればよかったと思わせるほど情熱的な都市が多かった! まさに情熱の国! ◎今回の旅程 1日目: 飛行機でバルセロナからセビージャへ。セビージャ観光。コルドバへ移動。コルドバ観光+フラメンコ鑑賞 2日目: コルドバからマラガへ移動。マラガ観光の後、グラナダへ。グラナダのフラメンコ鑑賞。 3日目: グラナダ、アルハンブラ宮殿観光、ハマムで疲れを癒す。 後ウマイヤ朝の首都として栄えた コルドバ は是非行きたかったし、意外と穴場かなと思いセビージャはざっくり観光で済ませ、ここで1泊することに。 また、アルハンブラ宮殿はもちろんのことながら、 ハマム と呼ばれるアラブ式の入浴施設を今回の旅の締めに持ってきた。 ◎セビージャ 確か、アンダルシアの州都。しかし今回は天候も悪く、また他の都市の方が魅力的に感じたために割とサクッと観光して終了した。メインはアルカサル。もともと、イスラムの支配者が住んでいたが、レコンキスタ(キリスト教勢力によるイスラムを追っ払って、領土を回復させようぜって流れ)によって、キリスト教の支配者の居城となった。 チケット事前購入の列は左@アルカサル イスラム建築は細かい技術がすごい! イスラムなイメージ かと思うとキリスト教 オレンジがアンダルシアっぽい。天気悪いけど。 スペイン広場 スターウォーズの撮影でも使われたとか ◎コルドバ 今回のメインの一つ、コルドバ。セビージャからは電車( Renfe )で1時間ちょっと。なお、Renfeの高速列車は全席指定で立ち席はないので、切符の売切に注意! ただ自動券売機は使いやすく、遅延も少なく、車内も清潔なので、スペインの電車旅のしやすさを今回の旅で実感した。 さて旧市街へはやや距離があっ