#63 (MBA就活戦線④) サマーインターンに至るプロセス

さて、年明けのこのタイミングになってくると周りの私費留学の同級生を見回しても、サマーインターンの内定を受け取っている人が割と出てくる。

今回の記事では、ここまでの就活の流れを総合的に見ていこうと思う。

(引き続きですが、私個人の就活状況に関しては、明確な記載を避けます。これらの情報は実体験+日本人同級生と話していく中で収集してきたものです。)

なお、過去の記事と内容が被ることもあるので悪しからず。
(過去の記事)
MBA就活戦線①(渡航前)
MBA就活戦線②(渡航後)
MBA就活戦線③(ボスキャリ)

◎スケジュール感のおさらい

さて、時をMBA合格時に戻したいと思う。まず最初にやることは、各社の壮行会への参加である。

①(入学前、5-6月頃) 壮行会に参加する
こちらの捉え方は様々だが、個人的には私費であれば、興味がある会社も興味がない会社も可能な限り参加することを強く推奨する。
投資銀行など、壮行会に参加することが選考Stepの第1段階になっている(と噂されている)業界もあるが、それ以外のコンサルや一般事業会社も参加して損はないと思う。後々の面接でも参加したことによる気付きや感想を語ることが出来、情報収集として非常に有効である。
また、MBA同期の横のつながりも築ける。

②(入学後、8-9月頃) ボスキャリ(BCF)にアプライする(+CVや面接の準備)
入学後、Term1が始まるか始まらないかというタイミングでBCFの各企業の募集が開始される。以前の記事でも書いたが、BCFで選考が行われるのは、「投資銀行、外資金融」「一般事業会社(一部)」「コンサル(ごく一部)」である。
このタイミングでは、CV作成と面接対策を行おう。MBA受験時にある程度固めているはずなので、ブラッシュアップするイメージ。

投資銀行などの外資金融を志望する場合は、BCF以前に選考プロセスが始まっている場合もある模様なので、とにかく壮行会への出席を逃さないように(情報収集的な面で)。

③(11月頃) BCFに参加する

さて、アプライ後の電話面接を何回かくぐり抜けると、本番のBCFに招待される。個人的な意見だが、BCFは緊張するのではなく、「楽しんだもの勝ち」だと思う。
前日Dinnerや、面接がうまくいけば当日Dinner、さらには即日内定など、普段の生活では味わえないような貴重な体験が目白押しなので、せっかくの機会を楽しもう。
BCFに招待されている段階で、選抜されているので気負う必要はないと思う。
上手くいけばここで、「サマーインターン内定」となる。

④(12月頃) 追加での面接+コンサル応募開始

BCFでは一次や二次面接のみ行った会社の後続の面接がぽちぽちと開催される。また、BCFに参加しなかった企業の選考も緩やかに始まっていく。

また12月頃から主要な戦略コンサルの応募が開始される。

⑤(年明け、1月頃) コンサル選考開始

年が明けたころから、戦略コンサルの選考が本格化する。
主にSkype面接だが、ロンドンまで受けに行く必要があるファームがあるなど、方法は様々だ。
大体、結果は1月中に出る模様で、これを持ってMBA1年目の就活は終了へと向かっていく。

◎面接対策(自分がやったこと)

MBAの選考の際に、面接対策はしているので、就活に際してはそれをブラッシュアップするイメージでいいと思う。個人的には面接対策に関しては、今までの就活を通しても比較的うまく出来ているのではないかと自画自賛している。笑
その中で特に心がけているのは「ロジック」と「アウトプット能力」であろう。「アウトプット能力」は単語のまま、いかに相手に伝えるかということだ。

一方前者に関しては、とにかくロジカルに話すことを心掛けている(要は相手に納得感を持ってもらう)。例えば、「なんでこの業界を志望したのか」と聞かれたら、過去→現在→Short-term goal→Long-term goalの流れを意識して、
・過去の気付きからの志望理由
・現在の気付きからの志望理由
・Long-termからの志望理由(例えば、最終的にはXXになりたいと思っていて、そのためにはAとBというスキルが必要。Aは前職で身に着けたので、自分の不足している能力であるBを補うためにはこの業界がベスト)
の3点を「一気通貫」になるよう話せると個人的には納得感があっていいと思う。
(勝手に一気通貫メソッドと呼んでいる)

また、そのほかに一般的な質問として「XXした経験を教えてください」という質問も多いが、この際は「STAR」を使ってストーリーテリングするのが効果的であろう。
STARとは、確か①Situation→②Task→③Action→④Resultのことで、①まずどのような状況だったのか、②その中でどのような問題が発生したのか、③そこでどういう行動をとったのか、最後に④結果どうなったのかといった流れであり、個人的にこのフレームワークは大好きである。笑
(これは普通にSTARメソッド)

あと個人的には、何かの理由を聞かれたら3点くらい示すように心がけている。何かの本で読んだが、理由が2点だと相手は少ないと感じ、4点以上あると多すぎて曖昧に感じてしまうらしい。そもそも【3】という数字は魔法の数字らしい。(こんな記事を発見した)
(3の法則と呼んでいる)

ということで、偶然ではあるが「3の法則」に従う形で3つほどロジカルに面接を進めるために心がけていることを書かせていただいた。

先日、バルセロナではまたタクシーのストライキが発生した・・・笑

ではでは。

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