#59 (MBA就活戦線③) ボスキャリに行ってきた

11月9日~11日の3日間にわたって開催される、ボストンキャリアフォーラム(通称ボスキャリ)に参加してきた。

今回も大変申し訳ないながら、まだ就活の最中にいるということで、私に関しての進捗や具体的な会社名についてはあまり書けない点をご了承いただきたい。
また、私はMBA1年生なので前回の記事同様に、特に断りがなければ「インターン」の選考に関しての記載である。

◎そもそもボスキャリとは

MBA就活においては、ある意味最大級のイベント。上記の通り3日間で開催されて、各社の面接などが実施される。参加費は無料であるが、我々のようなヨーロッパの学生はボストンまでの渡航費とホテルは当然自腹。しかも開催近くになると、一気に値段が高騰するので、MBA私費学生で少しでも就活をしようと考えているのなら、渡航前4,5月あたりに申し込んでおこう。

◎ボスキャリでは何をやるの?

ボスキャリでは上記の通り、各企業の面接が行われる。しかし、こちらも業界によって温度差が全く違うので、情報収集してみた感じで、各業界につきボスキャリで何が行われるかまとめておこうと思う。

・コンサル

コンサルは2種類あって、まず①基本的にボスキャリで選考は無い。(MBB等は学校との取り決めがあって、この時期には選考はまだ解禁されていない。)そのため、基本的には個別相談会という形で、社員の方々とのコーヒーチャットが実施される。

ただ注意したいのが、②いくつかのファームは実際に面接が行われる。通常の面接に加え、コンサル特有のいわゆる「ケース面接」も実施されるので、この時期までにケースの基礎は固めておきたいところ。

・投資銀行、外資金融

ボスキャリが最初で最後のチャンス(だと思われる)。アプライすると、ボスキャリ前から複数回の電話面接があり、そこを突破するとボスキャリで最終面接といった感じの模様。とにかく投資銀行や金融系は採用に関してはすべてが早いイメージ。
なお、MBA合格後の壮行会には出たほうが良いと思われ、壮行会でのパフォーマンスもフィルターになっている模様(ただし、噂ベースで確証はナシ)。

・事業会社

どちらかというと、投資銀行や金融に近い位置づけか。ただし、ボスキャリが最終面接なのか、あくまで途中面接の一部でボスキャリ後も面接が続くのかは、各企業によるらしい。
そして、注意点としてボスキャリに出展しないがMBAは積極採用の企業も割と多い。

◎ボスキャリで得られるもの

まず、うまくいけばここで「インターン内定」が得られる。行く意味の一番大きいところはこれだと思う。
次に、「各社とのコネクションが作れる」。特に選考を本格に行わないコンサル志望の人にはこれは重要か。それと、色々な会社の人と話ができるので、自分の予想外の興味を発見できるかも。
あと「MBA同期と再開できる」。これも結構大きいかも。

◎ボスキャリには行くべき?

私も参加するまでは、MBAと言えばボスキャリやろ、とのイメージを持っていたが私費であっても全員が全員参加するわけではない。
ボスキャリに参加しない人としては、

・そもそもコンサル一本しか考えていない
・事業会社志望だが、ボスキャリに参加しない会社を志望
・わざわざボストンで対面しなくても、Skype等で対応OKと会社が言ってきている

等々、色々なパターンが挙げられる。そして自分でも参加してみて思ったのだが、確かに渡航費やホテル代を投資しただけの価値はあった、しかし100%行かないとダメかというとそういうわけではない。というのが個人的な感想。(なんか曖昧ですみません)

実際に先輩でもボスキャリに参加せずに、昨年コンサル2社、事業会社1社の内定をもらっている人がおり、ここでの参加の可否がすべてを決めるわけではないと思われる。

ただ、繰り返すようだが個人的には投資を回収するだけの価値はあると思うのでMBA生なら参加してみることをおススメする

◎ボスキャリ、その他トピック

ボスキャリと言えば、名物は「前日及び当日Dinner」である。面接をしてみていい感じに進むと、その日のDinnerに誘われて、内定がぐっと近くなる。

と認識していたが、最近はDinnerのInvitationもどんどん前倒しになってきており、参加する前から、人によっては前日・1日目・2日目までDinnerのオファーがびっちりなんて事もありうる。笑

この場合も、もちろん優先順位をつけて対応すべきだが、ある程度不可抗力的な要素も多い(突発的に予想外の所からDinnerに誘われる等)ので、ある程度「正直に」行動してもいいような気がしている。
詳しくは体験されている先輩に聞くのがベスト。


ではでは。

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