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#9 GMAT Verbal 振り返り,その前に (CR関連)

前回の記事でGMAT Mathについて簡単に振り返りを行った。 今回はVerbalについて振り返ろうと思ったが、如何せん今はInterviewの練習や、また来週末には海外に行って選考に参加しないといけないので、GMAT Verbalについては落ち着いてから書こうと思う。 それまではあまり時間のかからなさそうなトピックと書いていく。 GMATはネイティブも同じ土俵で戦うため、リスニングやスピーキングの試験はない。主にリーディングが中心だ。(少しライティングもある) ただ、私はGMATの学習を始めるにあたって、まるでこの試験が求めているような能力を持ち合わせていなかった。英語力も当然足りなかったが、それよりも論理力(ロジック)的な能力が著しく乏しかった。(そして今も依然として乏しいので、MBA入学までには何とかしようと奮闘している) ◎基礎ロジカルシンキング Verbalの中にはCRという科目がある、いわゆるロジカルシンキングを問うてくるものである。 Affinityという予備校の師に言われたのだが、「 SCの基礎に基礎文法があるように、CRの基礎にも基礎ロジカルシンキングがある。 いったん英語の学習はストップしてもいいから、ロジカルな考え方を身に着けるのを最優先にしたほうがいい」といわれ、以下の3冊を渡された。 ・ クリティカル進化論 ・ わかりあう対話10のルール ・ 高校生のための論理思考トレーニング 3冊とも非常に役に立つ内容であった。 しかし現実は厳しいもので、CRは初回が最高点で、回を重ねるごとに下がっていったので、対試験ということで短期的な効果と言われると何とも言えないが。笑 ただCRの考え方で苦戦している人がいたら、参照してみる価値はあると思う。 (最も、特効薬というわけではないので、そこはご了承ください。) ではでは。

#8 数学力とQuantitative (GMAT/GREのMath)について考えてみる

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先日受けたGREの結果が正式にMy pageに反映されていた。 Vは本当に最底辺の点数であったが、Mathは170点中168点であった(GMAT換算50点)。 基本的にGMATであれ、GREであれ日本人はMathで稼ぐのが正攻法である。GMATであれば51点中50点以上、GREではそれこそ170点満点を取るのが、MBAのTop of Topを目指す人にとっては必要といわれている。 私のベストは、GMATでは49点、GREでは上記の通り168点である。はっきり言って、トップ校を目指すような方からすると、「もうひと頑張りだね」といわれる点数である。一方でTop校を狙うのに最低ライン自体は満たしているともいえる。つまり微妙な点数である。 ただ私のバックグラウンド的には正直自分でも驚くほど、Mathは順調にスコアを取ることが出来たと評価している。 実際受けてみて思ったが 「数学力」とGMAT/GREの「Math」は 「ほとんど別物」 であると考える。 (完全に別物ではない!これは後述する) →以下は 文系で数学が苦手な者の視点 で書いているので、悪しからず。得意な人には何の意味も持たない記事だと思う。笑 ◎私立文系出身のド文系 私は、数学が苦手だった。受験して入った中学(結構な進学校)では数学はいつも最下位付近。サイン・コサインあたりから全くついていけなくなり、高2の段階で私立文系専願を決め込み数学とは別れを告げた。幸い、有名私立大学の商学部に合格したが、高2以来数学とは全く無縁である。とにかく「数学力」は相当低い。 ◎公認会計士と数学力 よく「公認会計士ってことは昔から数学が出来たんでしょう」といわれるが、これは 100%偏見 である。 上記の通り私は、数学が全くできなかったが、公認会計士試験は全く問題なくPassすることが出来た。さらに、実際に監査の仕事をしていても、「数学力」を必要とする場面もほとんどないし、自分の能力不足を嘆くような場面にも今のところ遭遇していない。 参考までに、同期の会計士はやはり文系学部(経済学部、商学部、経営学部)が多く、私立文系出身もそれなりにいる。たまに理系もいる。最も、東大京大出身者(もちろん数学は得意だったと思われる)も多く、バックグラウンドは割と散っている

#7 IELTS所感 その5(Speaking編)

IELTS最後はSpeakingである。(最高スコア8.0、出願スコア7.0) これは本当に スコアのブレ に悩まされた。はっきり言って、 採点官によって採点基準ゆるゆるやんけ! と何度も突っ込みを入れたくなった。 事実、再採点の要請を行ったこともある!(しかしスコア更新はならなかった) 最初の記事にも少し書いたが、 7.0→5.5→8.0→6.0というジェットコースター並みのスコア変動がわずか1か月半の間で起こったのである。 信じられない。 さて気を取り直して、 ◎IELTS Speaking対策 ・ My Tutor (Skype英会話) Speakingは練習してナンボだと思う。私は、Skype英会話の My tutor のみを使用した。IELTS特訓50というコースを確か3,4回受講したので、200回近くMock testで練習した。 対策という意味ではこれだけで十分だと思う。 ◎ IELTS Speakingは話す(発音)だけではない=コミュニケーション能力が大事 ご存知の通り、IELTSのSpeakingは対面なので、全体としてのコミュニケーション能力が大事だと思う。ぶっちゃけた話、面接をしてて、回答の内容に関係なくこの人と話してて楽しいなと思うときは高スコアで、一方こいつの反応何なんだよというときは低スコアというのがよくあった。 ◎運が介入しうる試験 ことSpeakingに関しては、はっきり言って運の要素も入ってくる。 前の記事 で、IELTSの運営は英検とJSAFが行っていると言い、私はJSAFを推した。確かにJSAFのほうが総合的には良いが、如何せんまだ規模が小さいことから、 Speaking面接官が前回の試験と一緒もしくはこの人と以前やったことがある 、ということが往々にしてある。 最悪なことに、私は相性が悪い面接官に結構な確率で当たってしまい、冒頭のジェットコースタースコアの5.5と6.0は彼によって付けられたスコアである。 ただ実力さえあれば、6.5は手堅く7.0~8.0までは純ドメでも十分狙える試験である。個人的にはSpeaking試験が一番好きであった。 ここまでIELTSの項目を忘れないうちに書いてきたが、多分色々と失念している項目があるので、それらは適時記事を追加更新していこうと思う

#6 IELTS所感 その4(Writing編)

試験の3種目はWritingである。(最高スコア7.0、出願スコア6.0) ただ、これに関しては一度まぐれで7.0が出たものの、ほとんどの回で6.0しか行かなかった(たまに6.5)ので、こちらからは何とも有用なコメントはできそうにない。 そのため、使ったサービスの感想を書くにとどめようと思う。 ◎IELTS Writing対策 (予備校) ・ AGOS Writing Core2 ・SI-UKの夏休み講座 (通信添削) ・ UK PLUSの添削 Writingは2パートからなり、Q1は主にデータ等を読み取って書いていく形式、Q2は自分のOpinionを織り交ぜて書いていく形式。 Q1はまあ大丈夫っしょと高を括っていた。Q2のみ不安だったのでAGOSに通い、後は通信添削で凌いだという感じである。AGOSの講座はとても満足度の高いものであった。 とはいえ、基本的に日本人はWritingで苦戦すると言われている。 Q1 Q2 Writing 7.0 7.0 7.0 7.5 7.0 7.0 6.0 7.5 7.0 6.5 7.5 7.0 7.0 7.5 7.0 上記の表が最終的にWで7.0を出す、Q1とQ2の現実的な点数組み合わせである。他にも何通りかあるが、例えばQ1で8.0をといったシナリオはさすがに非現実的なので省略した。 なお、得点配分は確かQ1:Q2=1:2だったのでQ2のほうが重要になる。 まあ、つまり何が言いたいかというと、Q2で7.0以上を出さないことにはW全体で7.0を獲得できないということだ。はっきり言ってこれは相当ハードルが高い。実力もさることながら、当日のコンディションや問題内容にも左右されるだろう。 なので、Writingに関してアドバイスがあるとしたら、確実に6.5を取る計算で、その分の穴埋めはL/R/Sの3種目で行うというのが良いと思う。 ではでは。

#5 IELTS所感 その3(Reading編)

IELTSの2つ目のセクションはReadingである。(最高スコア7.5、出願スコア7.0) 日本人、純ドメの受験生は割と得意という人も多いが、筆者はこのReadingがめっちゃ苦手だった。 特徴としては、 とにかく時間がない 。大問3問を60分で解くのだが、問題文はやたら長いし、後半に行くにつれて難しくなってくるし、そもそも読むのが苦手な筆者にとってはReadingは試験の鬼門であった。(いつもReadingが無事に終了すると、ほっと一息ついていた) ◎IELTS Reading対策 さて、そんなIELTS Reading対策について、個人的には独学は可能と考える。当たり前だが、単語力と読解の練習をするというのが大前提であるが、いわゆる効果的なテクニックは存在しないと思う。 単語帳としては、「 IELTS英単語3500 」をやれば問題ないと思う。 読解についてはおなじみの「 オフィシャルガイド 」をやる。多分対策としてはこれ以上でもこれ以下でもないような気がしている。 最初の方は、いちいちコピーして、ノートに張り付けて読解が怪しい部分は徹底的に構文解析を行った。 しかし、GMATのRC対策をやるようになってくると、IELTS Readingに特別フォーカスした対策というのは行わなくなった。 ◎IELTS Readingに役立った勉強法=「多読」 上でも、特別なテクニックはないといったが、勉強方法として私は「多読」と取り入れた。比較的容易な内容の英語本をひたすら速く読んでいく(意味は深追いしない)という方法である。 方法の詳細は こちら を参照。 ただ、この英語本が1冊800円とかして、いちいち買っていては目標の100万語に達成するには十万円以上かかってしまう。そこで、筆者は恥ずかしながら、高校生が通う予備校の、 社会人ブッククラブ なるものに加入して、そこの図書室からレンタルするという方法で、何とか目標の100万語を達成することが出来た。 以下の表のように、ひと月目標10万語と定め、実行していくと、各月の読書量とRのスコアが何となく相関関係にあるような気がしてきた。ただ、これはあくまでサンプルなので、悪しからず。 各月 総単語数 2016年10月 74,7

#4 IELTS所感 その2(Listening編)

さて、今回はIELTSのListeningについて。(最高スコア7.5、出願スコア7.0) 個人的には IELTSにおいてListeningは一番重要な種目だと思う。 試験内の一番最初の種目なのでここで気分が乗れるか、コケるかでその日のモチベーションを左右しかねない。あと、最初の種目ということで、そこそこ緊張する。 ◎IELTS Listening対策 ではまず方法論を書く前に、Listeningに使った予備校や参考書は以下の通り。 (予備校) ・ AffinityのL/R戦略クラス ・AG●SのListeningクラス (参考書) ・ オフィシャルガイド (IELTS11,10,9) ・ 公認問題集3回分 ・ 白いオフィシャルガイド まず当初私は、Lのスコアが5.5や6.0から全く伸びずに、ヤバいと思いMBA受験界最大手予備校のAG●Sに駆け込んだ。内容は体系だっていたが、うーんという感じ。 次にこちらもMBA受験生に評価が高く、特にGMATで定評のある Affinity英語学院 のクラスを取ってみることに。(後々Affinityにはめっちゃお世話になる。) ここで今後の受験における師の一人、内宮先生と出会う。 師いわく、「IELTSのListeningはDictationの試験なんだから、Dictationが一番重要」とのこと。 Dictationとは、簡単に言うと聞き取った英語を一字一句違わずに、そのまま書き留めていく方法。適当に10秒くらいの文や文節で区切って、それを10回ずつくらいリピートさせて、その間にひたすら書き取っていくという、なかなか骨の折れる作業。 しかし、受験界のトップ講師がそう言うならと、だまされたと思って、授業教材→オフィシャルガイド→白いオフィシャルガイドとひたすらDictationやっていくうちに、Lは7.0を下回ることはなくなった。練習では8.0相当のスコアが出ていたが最高が7.5にとどまったのは少し反省点。 ◎Dictationの手順 方法論自体はググればいくらでも出てくるので割愛する。ただ私はIELTSのListeningセクションの1題を2日で片付け、週末にちょっと頑張って全4題を1週間で片付けるペースで実行していった。平日は昼休みの1時間をひたすらDictationにあてて

#3 IELTS所感 その1(全般)

さて、今回から実際のMBA受験について忘れないうちに書いていこうと思う。 まず非ネイティブの我々はMBA受験のスコアメイクにおいて、主に2つの試験を受けてスコアをそろえる必要がある。①英語の試験(TOEFLかIELTS)と②論理的思考の試験(GMAT)である。 ◎そもそもIELTSって・・・ ①英語の試験として、主に受け入れられているのがTOEFLとIELTSという試験である。今まではIELTSはヨーロッパのみという認識も強かったが、2018年現在ほとんどのUSスクールでもIELTSの受け入れを認めている。(ウォートンやミシガンは確か不可) 両テストとも、Listening,Reading,Writing,Speakingの4技能での総合点によって、最終スコアが決定する。スコアの詳細はここでは割愛するが、主にMBA受験においてはTOEFL100点、もしくはIELTS7.0が最低ラインと言われている。(本当は7.5取らないと厳しいんだけどね・・・) 両テストの難易度や感じ方も人それぞれであるが、私は IELTS有利論 をハナから信用し、 IELTSのみ受験 し、結局TOEFLは一回も受験しなかった。そのため両者の比較はできないが、私のスペックから考えてもIELTS7.0をいう水準は一般的に決して不可能というレベルの物ではない。(ちなみに最終提出スコアはL:7.0, R:7.0, W:6.0, S:7.0-->OA7.0) ◎IELTS7.0を取るためには・・・ OAで7.0取るためには、4種目の 合計点が27点 行けばよい(→27/4=6.75で繰り上がってOAは7.0となる)。 ここで、日本人かつ純ドメであるならば、ListeningとReadingは苦手であってもやはり手堅く稼ぐ必要がある。そのため L/Rの2種目に関しては必ず7.0以上を死守 する必要がある。L/Rは オフィシャルガイド の正答数でおおよそのスコアがわかるので、まずはこの2種目で7.0を確実に超える力を身に着けるのが良いと思われる(40問中30問正解すればOK)。 そうすると2種目合計で14点、あとの13点をWritingとSpeakingで取りに行くと考えると、 W/Sで6.5ずつ出せばよい ことになる。これは純ドメであっても、訓練次第では難しくない

#2 GRE敗退・・・

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忘れる前に自分への備忘も込めて、GREについて記しておく。 (このブログは多分読者も少ないことから、自分への備忘目的での使用が多くなりそうです。笑) 先日GREという試験を受けてきた。MBAといえば、GMATという一般認識があるが、実は現在多くの学校でGREという試験が出願時に受け入れられている。GMATとGREの違いや、有利不利の説明は他のブログや記事にお譲りするが、いずれにしてもGREもGMATに劣らぬ鬼畜な試験なのである!! こう書くと語弊があるかもだが、簡単に言ってしまうとMBA用の試験がGMAT、他の大学院に入るための試験がGREといったところだ。 私GMATのベストは640。自分の実力を考えると、ここが精いっぱいという感じだが、EU上位校やUSトップ15位以上を狙うには心もとないという点数。 なおGMATはご存知の通り年に5回しか受けられないので、5回消費してしまった私は、スコアメイクのためにGREを受けた。 さて結論から言うと、スコアアップは失敗した。Verbalが難しすぎて全く歯が立たずという感じだった。 そもそも、GREは ・RCがGMATよりも一段階レベルが高い ・単語問題は意味が分からないくらい難しい(ネイティブでも難しいらしい) ・MathはGMATよりも簡単 という特徴がある。 実は私GMATにおいてもRCは大の苦手、単語もわずか2週間の付け焼刃では何にもならない、という状況で実は受ける前から内心「無理だろ…」と思っていた。しかし、ここは奇跡を信じて受けてみたが、予想通り爆死だった。 Mathは168/170(GMAT換算で50点)と、まあ合格点であったがVerbalの傷が痛すぎた。 実際受けてみて思ったことは、 ・Mathは全く問題ない(私は高2で数学を切った、ド文系です。ただし中学受験あり) ・Verbalは確かに、時間をかけてやればGMATよりはボラティリティが小さそう ・読解が得意な人はワンチャンあるかも ということ。 いずれにしても読解が苦手な私はワンチャンなさそうなので、もうGREを受けることはないだろう。。。笑 とりあえずGMAT640で、面接勝負で上手いこと勝ちを取りに行きたいと思う。 ではでは

#1 改めて

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今回MBA関連のブログを始めた。 実は前に何個か記事をアップしていたのだが、誤って消してしまったので改めてここからスタートすることに。 現在、2018年秋入学のMBA受験の真っ最中である。特にこの時期はInterview(面接)が最も盛んにおこなわれており、学校によっては直接現地に出向く必要もある。私も幸いなことに何校かからInterview Invitationを頂いており、目下対策中といったところ。 純ドメ、私費、強くないバックグラウンド(コンサルやIBでない)、男性、30代(に突入)、低GPA(2.9?)、低GMAT、ド文系(高2で数学とさらば)というようにはっきり言って、 MBA受験生の中でも最弱 に位置する私でも何とかなったという事実を伝えられればと思う。 ちなみに受験していて気が付いたのだが、「 中学受験経験あり 」というのが私の一番の武器だった。後々のGMAT/GREのMathではさほど苦労をしなかった。(GMAT Mathの最高は49止まりでしたが…) 実は少しだけ結果も出てきていて、留学に行くこと自体はほぼ確実な状況なのだが、引き続き最後まで頑張りたいと思う。 筆者は高杉晋作が好きです ではでは。