#76 MBA1年目終了!

来る前には途方もなく思えたMBA1年目も本日で終了となった。明日日本に旅立ち、明後日からはインターン生活がスタートする。

前回一時帰国した年末の時は、一刻も早く日本に帰りたかったが、今回はもう少しバルセロナにいて色々やりたいなあと、やや後ろ髪引かれる思いである。

色々と思う所もあるが、各項目に分けて1年を振り返っていこうと思う。

◎得たもの

度胸、タフさ、英語のプレゼンにも物怖じしない心、インターンのオファー、ほんの少しスペイン語

◎1番ハードだっだこと(2個あるけど・・・)

・ファイナルプロジェクト

2週間かけて実際の会社相手にコンサルを行うプロジェクト。優秀なインド人とチームを組み、またチーム全員の意識が高く非常にハードワークであった。しかし、彼の考え方や次々に出てくるアイデアが面白く、ハードだったが学びは非常に多かった。1年を通して、このプロジェクトを通して最後に一番成長できた気がする。

・Foundation week

オリエンテーション後の最初の1週間。山のようなケースや、全くついていけないディスカッション、深夜までのチームワークと、まず最初にここで心が折られた。笑

◎ESADEについて入学後のギャップ

(ポジティブ)
・外国人含めみんな、本当に親切で協調的
・他人の意見を全否定するような人はいない、とりあえず聞いてくれる
・ランキングは就活にはあまり関係ない

(ネガティブ)
・授業が長い(前半1.5h、休憩30分、後半1.5hの3.5hが一コマ)
・一部微妙な授業がある
・食堂が微妙

◎1年目の振り返り

☆Term1

とにかく、右も左もわからず、ディスカッションにもついてけず、授業内容も分からず、生きていくのに必死だった。

唯一の救いはAccountingとFinanceで基礎的な知識があったので、その分は他の教科にリソースをさけたこと。何気にボスキャリも被ってくるので忙しい。就活準備は授業が始まる前の8月頃にはある程度形にしたのが功を奏した。

Exchangeも関連してくるので、試験も必死に対策した。今振り返ってみても、やはり体感的にTerm1が一番長く感じたし、最も印象にも残っている。

ガストロフェストで、青春しながら伝説を残せたのが非常に心に残っている。本当にいい同期に恵まれた！

☆Term2

逆に印象にあまり残っていないのが、このTerm2。だらけ始めてきて、少したるんでいた時期。周りのモチベーションも下がってくるので、チームワークもそれほどハードにはならず。ただ、授業の大変さで言うとTerm2の方がTerm1よりもハードだった。自分の得意な科目がなかったことに加え、授業前に読まないといけないケースの量が圧倒的に多かった。

この学期を通して、いかにケースを捌いていくかを学べた気がする。

☆Term3

Term2のだらけ具合から、こりゃいかんと奮起したTerm3。他のチームメンバーのモチベーションは相当低いので、自分の頑張りが直接的にチームへの貢献につながり、個人的には結構やりがいがあった学期。

特に、Negotiationの授業は非常に面白かった。

MBATでは色々と悔しい思いもしたが、これもいい学びだったなと思う。

☆就活

結果的に就活は、自分の中では大成功であった。

プランニングから、情報収集に至るまで、珍しく完璧に行うことが出来た。

理想的な会社から、この夏のインターンオファーを頂くことができ、働けることをとても楽しみにしている。

☆イベント

気軽にFCバルセロナの試合を見に行けることが本当にありがたい(値段は結構するが・・・）。

今年も、クラシコ、優勝が決まった瞬間、チャンピオンズリーグの準々決勝・準決勝、その他リーグ戦など結構見てきたが、まさに今しかできない経験として自分の中の財産になると思う。

◎2年目の楽しみ

・スペイン語をもう少し頑張りたい

授業はもうあまりハードにはならないと予想されるので、せっかくスペインにMBA留学しているので、語学という点で差別化を図りたい。

現在は、簡単なあいさつやレストランで何とか、というレベルなのでもう少し体系的に学んでいければと思う。日本にいる間も継続して勉強していきたい。

・旅行

せっかくヨーロッパに来ているので、とことん旅行をした。いま行きたいのは、ポーランド、ギリシャ、イタリア、イギリスの地方都市、南仏、モロッコ、エジプトなどである。

・就活

いよいよフルタイムに向けてである。この1年通して思ったのは、案外自分は面接や自己分析、将来計画を立てるのが好きだということ。

おそらく自分の将来をここまで真剣に考えられる時間があるのも最後だと思うので、しっかりと見極めていきたい。

しばらく日本に帰ります、さようならバルセロナ！

ではでは。