#29 Application関連のTips その1(学校選択)

MBA受験は「受験+就活」という表現で表されていることが多い。
私自身もこの意見に関しては大いに賛成である。

この「+就職」という部分であるが、就活の業界(企業)研究やOB訪問のようなことをMBA受験ではやったほうがいい。
今回は一番初めの学校選択について書く。

◎学校研究 (選定のクライテリア)

・ロケーション

おおむねUS、EU、アジアの中から選ぶのが普通かと思われる。
私はどちらかというとEUの学校に行きたいと考えていた。しかし、EUの学校はほとんどが1年プログラムのため、2年制が主のUSの学校についてもその志望校に入れて考えた。

なお、最初の段階でEU>USと感じたのは以下の理由。(あくまで私見です)
・US校ではInternationalの学生の割合が小さく、どうしてもクラスの端っこに固まってしまいそう。存在感を出すのが大変そう。
・EU校は国籍のマジョリティーがないため、全員がマイノリティーとして平等に活躍の場がありそう。
・休みに多くの国へ旅行したい
・ヨーロッパってなんかかっこいい

・ランキング

MBAプログラムを提供している学校数は相当多いので、最初の時点である程度の絞り込みが必要だと思う。
多くの人がここでMBAランキングを使用して、スクリーニングしていくが、やはりこの方法が王道だろう。

ただ、厄介なのがMBAランキング自体も結構多くの機関(Economist, FT, QS, US Newsなどなど)から算出されていて、なおかつランキングの幅も各機関によってまちまちなのである。

各ランキングの特徴はほかのブログ等で言及されているので、ここでは割愛するが、個人的に使ったランキングは以下の通り。

US News (US校のみ)

EU校は以下の項目の通り、プログラムの長さで絞っていたためそれほど多くの候補が残らなかったが、US校はおおむね上位30校くらいをピックアップしてその中で大まかな比較をしていった。

・プログラムの長さ

私は純ドメだったこともあり、2年のプログラムがよかった。US校であればほぼこの要件を満たすが、EUではLondon Business School (LBS)とIESEくらいしかこの要件を満たさない。
しかし受験の過程でLBSとIESEの2校に絞り込むのはリスクが高いかと考え(スコア的にも、倍率的にも)、途中から1.5年制のESADEとManchesterも志望校に追加した。(もちろんプログラム内容も加味したうえで)

・在校生の空気感

これは実際に接してみないとわからないが、やはり学校によって学生の色というものがあると感じた。
この辺は文章では書くことが難しいが、感覚的にこの学校良さそうという自分の勘を信じるのがいいと思う。

・GMATのMid80%のレベル

いくら理想があって、自分のやりたいことと学校のプログラムがマッチしても、やはりスコア(特にGMAT)が取れないことには始まらない。
今の自分の持ちスコア的にどの辺が可能性があるのか、この検討を行うことからは逃げられないと思う。
ちなみに、経験的にMid80%の下限に引っかかっていても安心ということでは決してないが、逆にMid80%の点数に引っかかっていないと、ほぼ確実に落とされるということが言える。(特に私費に対してはさらにシビアな気がする)

ではでは。


このブログの人気の投稿

#8 数学力とQuantitative (GMAT/GREのMath)について考えてみる

#37 私のスペックと進学校

#7 IELTS所感 その5(Speaking編)