#78 (MBA就活戦線⑤) インターンを振り返る

夏休みを振り返るシリーズの第2弾はインターンについてである。

幸いにも私は、この夏に外資系金融会社(Equity Research、2カ月半)と外資系コンサル会社(1カ月)の2社でインターンする機会を得た。(以下の就活記事では明示しなかったが)

具体的な就活に関しては以下の記事を参照されたい。
①出国前
②渡航後ボスキャリまで
③ボスキャリ編
④インターン選考まとめ

◎志望動機

面接においては、いろいろと本音・建て前を交えながら志望動機を作りこんだ(自分のこれまでのキャリアとのつながりや、Long-termゴールとのつながり等)。もちろん、最後は本気で行きたいと思えるまで志望度は上がっていた。

ただあえて、そういう面接的な部分を除いた本音ベースでの一番の軸を言うと、「Post MBAならではの機会」かという点。MBAというレアなチケットを持っている状態なので、そのチケットがなければ普段は入ることが難しい所を選択した。もちろんインターンなので、向いていなければフルタイムで軌道修正すればいい。とにかくPost MBAの王道といわれる金融、コンサルを実際に体験できる機会など今後そうそうないので、今回はこの2業界からオファーをもらうことを念頭に就職活動を行った。幸いにも金融、コンサルともにインターンの内定を頂くことができたので結果的には大満足であった。


◎実際にやってみて

守秘義務で詳しいことは書けないが、両社とも体験出来て本当に良かったと感じている。具体的にやってみての気付きは以下の通り。

英語はどこに行っても必要+さらにImproveしないとやっていけない
・MBAでの学びは案外使える
・金融にせよ、コンサルにせよ、なかなか立ち上がるのは大変ということを聞くが、事実だと思う。あと新卒がめっちゃ優秀。
・特にコンサル的な頭の使い方は未経験者には、なかなか新鮮かつ慣れるのが大変
・実際に働くと当たり前だが社風がわかる(同じ会社でも部門によって空気感が違ったり・・・)

実際やってみて、仮にMBA前に転職したと仮定した時に比べて、MBAを1年経験できたことで自分の戦闘力が上がっていることを実感できた。

マーケティングやストラテジーの考え方のようなハード面ももちろんだが、頭の使い方や立ち振る舞い、プレゼンテーション(パワポ作成含む)などといったソフト面も、MBA前に比べると一回り成長したかなというような実感を得られた。

一方で、足りないものとしては、金融にせよコンサルにせよ、業界特有の知識は当然ながら不足していると感じた。あと、英語はやはりどこに行っても必要なので、しっかりとImproveしていきたいと思う。

◎もう一つ得たもの

特に私のようなタイプの人間が初海外でMBAに来てしまうと、周りにちやほやされ、いろいろと地に足がつかない選択をしたくなってしまうものだ。実際、私も帰国直前の5,6月あたりは日本に帰りたくないなー、このままヨーロッパで何とかならないかなーと思っていた。ただ、今回インターンをしたことで、ある意味現実に戻された

言い換えると、自分の能力を踏まえたうえで、あと半年のMBA生活、そしてその後の生活をリアルに、そしてクリアに意識できるようになった。これは自分にとってもかなりの収穫かなと思っており、視界がクリアになったことにより、この先半年の貴重さが身に沁み、選択と集中をより正確にできるような気がしている。

ではでは。

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