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#68 旅行記② (ポルトガル編)

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ポルトガルで一番美しい村、モンサラーシュ。この村では、黄昏時に「沈黙の音」が聞こえる。 この謳い文句を見た瞬間に、春休み(Term 2とTerm 3の間の3日の休み)の旅行のメインはモンサラーシュに決定した。 もともと、ポルトガルには行ってみたかったのでその意味でも非常に期待値の高めの旅行になった。結論から言って、今回の旅行は行って本当に良かったと思っている。 ◎1日目 バルセロナ→リスボン→エヴォラ観光 この日はバルセロナを朝一で飛び立ち、リスボンを素通りしてエヴォラへと向かった。ポルトガル中部に位置するエヴォラはアレンテージョ地域の中心都市で、古代ローマの遺跡から、中世の教会まで様々な楽しみ方がある。 天正遣欧少年使節団も訪れたとあって、日本史好きとしては行かないわけにはいかなかった。また、モンサラーシュへ行くにはこの都市を経由する必要があった。 古代ローマ遺跡 教会の中庭 教会の頂上からの景色 カテドラル。天正遣欧少年団もここで過ごした。 なんと、人骨で作られた教会! Pastel de nata、日本で言うエッグタルト。ポルトガル旅行を通じて10個以上は食べた。 ホテルは元修道院を改装したポザーダを利用した。 ◎2日目 エヴォラ→モンサラーシュ(バスで移動) いよいよメインのモンサラーシュへ。もちろん電車は通っておらず、バスでの移動となる。読者の中に興味がある人がいるかは不明だが、行き方としては、 エヴォラ →レゲンゴス・デ・モンサラーシュ(ここまでは Rede express のバスがおすすめ。アプリでチケットが購入出来て、しかも所要時間も他のバスより短い) →モンサラーシュ(レゲンゴスからは、バスを期待せずにタクシーで行った方が時間の節約になる。片道約20€なので、時間を金で買ったと思えばいい) ポルトガルで一番美しいという名の通り、本当に美しかった。 山のうえにある要塞都市、眺めはとてもいい お土産屋。村には数件しか店がなく、水を買うのも大変だった。 確かに一瞬「沈黙の音」が聞こえたような気がした。。。 ◎3日目 モンサラーシュ→リスボン観光(バスで移動) ◎4日目 リスボン観光(ロカ岬)、5

#67 Term 2の振り返り

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3月の下旬より3日間の休暇を挟み、Term 3が開始されたため、このタイミングでTerm 2の振り返りを行おうと思う。 休暇中の旅行記に関しては こちら を参照。 ◎もったいなかったTerm 2 Term 3が始まってみて、Term 2は非常にもったいないことをやってしまったなあと非常に後悔している。Term 1は予想通り、溺れそうな中あっぷあっぷで泳ぎ切るだろうなと当初から予想していて、実際そのようになった。 Term 2からはもう少し頑張ろうと思ってはいたが、如何せんうまくいかなかった。原因としては、 ・就活に時間を取られた ・体調を崩して、全体的にネガティブな思考になった ・一番後ろの席ということもあり、授業に集中できなかった ・英語力のあまりの無さに、コミュニケーションをとるのがおっくうになった ・チームメイトも就活で忙しく、チームとしてのモチベーションも低かった といったところが挙げられる。 Term 2も終盤に差し掛かり、これではさすがに英語がやばいと、MBA受験時代にお世話になったカウンセラーに相談してみて、色々とアドバイスを頂き実践してみたが、もう少し早くからやっていれば、Term 2も充実していたのではないかと後悔している。 (一方で、Term 3は助言を踏まえ自分なりに頑張りを見せているので、今のところ充実した日々を送っている) ◎アカデミック面 どちらかというと、なかなか実体のないようなものを取り扱う授業が多かった。Creativity、Innovationといった授業であり、よく聞けば面白かったのだろうが、就活と英語力への嫌気によってあまり内容を消化することが出来なかった。 全体的にTerm 2は集中力を欠いてしまい、アカデミック面での学びが得られなかったのが心残りである。 ◎プライベート面 どうでもいいが、バルセロナ市内に室内の長水路プール(50mプール)を発見したので、速攻で会員登録を行った。 その他、初めてアメリカ人の友達に誕生日会に招待され、外国人のバースデーパーティーがどういったものなのか経験出来たのは非常に良かった。彼とはTerm 2は席も近く、仲を深められたは収穫であった。その他、友達という意味では、気軽に食事に誘える友達が多く出来てきたのでこの点はある意味収穫だと思ってい

#66 ESADEのExchange制度

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昔から自分は「 直感型 」であると思っている。 「あまり深く考えすぎてもしょうがない」、という精神が根底にあり、最後の最後は「エイヤ!」で自分の興味がある方に舵を切っていくスタイルである。 公認会計士を受けるときもそうだったし、MBAを目指すときもそうだった。忘れている事も多いが、自分の感覚を頼って決断して失敗したという経験はほとんどない。(大学受験の予備校くらいか・・・嫌なことは本当にすぐに忘れる性格なのでほとんど覚えていない) さて、今回も自分の直感を頼りに決断することがあった。Exchangeの選択である。 ◎ESADEのExchange(交換留学)システム さて、ESADEの交換留学であるが、基本的には2年目の秋学期ないしは冬学期に3カ月(長いところではUSへの交換留学で5カ月)にわたって実施される。 提携先は割とBig nameが多く、代表例を挙げるとUCバークレー、シカゴ、Kellogg、Duke、コーネルといったUSトップ校へ交換留学することが可能である。その他にもアジア、ヨーロッパ、南米、アフリカと幅広く選択することが出来る。(ただし、こういったTop校は人気があり、枠はすぐに埋まってしまう)。詳細は こちら 。 次に実際にどういった形で選択できるのか、という点だが、こちらは毎年学校の方でも色々と模索しており、年によって方法は変わっている。なお、今年の選択方法は、 Term1の成績上位者から面談して、その時点で空いているスポットを選択していく という方式であった。(便宜的に「ドラフト制」と勝手に命名する) 個人的には、このドラフト方式は非常にわかりやすく、なおかつ公平であるのでとても評価している。さらに、面談して選択に与えられる時間は 各人5分間 、その前に色々情報は与えておくから事前にしっかり行きたい学校をList upしておいてねという方式であり、決定した場合その場で署名を行い、それ以後にキャンセルする場合にはペナルティが発生する。 (こんな感じ) ◎私の場合 さて、ここからは個人的な話である。恥ずかしながら、私はTerm1の成績は「中の下」であった。AccountingやFinance等、会計士試験の知識が活かせそうな科目もあったが、チームワークの成績が悪かったり、テストで英語の

#65 旅行記① (マヨルカ島編)

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現在Term2も佳境に向かい、クソ忙しいところではあるが、もうやることが多すぎて逆に手がつかないので(というか、単純に集中力が切れたので)、最近のことを書いていこうと思う。 成績の順位がExchangeにも影響するTerm1と違い、Term2は完全に緩みきっており、自分の中の「旅行スイッチ」がオンになってしまった。 そんな中、2月23日~25日まで3連休だったので、「そうだどっかに行こう」と思い付きで候補地を選んでいった。ミラノ、ナポリ、アンドラ、スペイン国内ならセビーリャ、アンダルシア地方巡り、等々考えていたが、如何せん思い付きだったし、なかなか各所決め手に欠く状況になった。 そんな中、目を引いたのがイビサ島、マヨルカ島、メノルカ島という地中海に浮かぶ島々であった。もともと、沖縄の離島など離島巡りと海へ一人で出かけるのが好きだったので、自分にとっては最高の選択肢であった。 イビサはパーティーピーポーが多いので一人で行くよりかは、今度同期と行きたいなあと思い今回は却下。メノルカは情報がなさ過ぎたので同じく却下(しかし後日同期からメノルカの情報を聞いて、こっちも行っても良かったなあと少し後悔)。最終的にはマヨルカ島へ行くことに決めた。 ◎マヨルカ島へのアクセス バルセロナからマヨルカまでは飛行機で50分ほど。しかし、悪名高き ブエリング航空 を使用しないといけない(注:バルセロナ拠点のLCCでよく遅れたり、欠航になったりする。しかもLCCだから変な時間帯の発着が多い。) 私は朝7時発の8時着の便に乗っていくことにしたが、ブエリングにしては珍しく定時出発であり、幸先の出発となった。 ◎マヨルカ島概要 詳細は地球の歩き方参照だが、「ドイツ人のハワイ」と言われるほどドイツ人に人気らしい。町中の看板は確かにドイツ語であふれていた。あと年間300日は晴れるらしい。 島々に小さな集落が点在していて、それらを訪れるのも人気らしく、自分も最初はこういった田舎の村々を巡ろうと考えていた。 パルマという街の中心から、バスや電車が出ており、概ね島の端っこまで1時間から1時間半くらいとの事。 ◎マヨルカ旅行記 さて、到着日は時間もあったので、一通りのパルマ周辺の名所を巡ることにした。 まずは大聖堂に向かった。その後、1時間弱かけて歩いてベルベ